2009年8月12日水曜日

羅老号エンジンは旧型だった!

ロシアと同じ「最新型」かと思ったら…

「ロシアの試験モデルより性能は劣る」

開発参加者が疑惑を提起

韓国政府は知らなかったのか、だまされたのか

 ロシアの次世代宇宙発射体アンガラ・ロケットに搭載されるエンジンは、RD191で、2011年の打ち上げを予定している。ロシアは最新型エンジンRD191より性能が劣るRD151をロケット羅老の下段(1段目)のエンジンとして搭載し、韓国に納品した。RD151はRD191に比べ、推進力が20%程度落ちる。

 「ロシアで燃焼試験が行われたエンジンは、ロケット羅老に搭載されたものと同じRD151エンジンだ」(教育科学技術部)

 「ロシアが燃焼試験を行ったエンジンはRD151ではなく、RD191と見られる。ロシアはRD191より性能が劣るモデルのRD151を韓国に渡し、燃焼試験はRD191で行ったものと見られる」(ロケット羅老の開発に初期から参加していた関係者)

■韓国人を悲しませる「ロケット羅老打ち上げ延期の裏事情」

 韓国政府は、ロシアが韓国初の宇宙ロケット「羅老号(KSLV1)」のものと同じロケットエンジンを使って最終燃焼試験を実施したと発表したが、ロケット羅老の開発に参加した人々は、これは事実とは異なるという疑惑を提起している。ロケット羅老の開発に初期から関与していた中心的な関係者A氏は10日、「ロシアが現地で試験を行ったロケットエンジンは、ロシアが軍事用に開発したRD191エンジンだ」と主張した。

 また、ロケット羅老のエンジンを製造するロシアのフルニチェフ社などが発表した資料にロケット羅老のRD151エンジンの試験日程が記載されていない点も、A氏の主張を後押ししている。この発表資料には、R191エンジンの試験日程のみが記載されてある。RD191は、フルニチェフ社が次世代衛星発射体として開発しているアンガラ・ロケットの1段目(下段)に搭載されるエンジンだ。

 A氏は、「ロシアは、軍事用のアンガラ・ロケットの1段目をロケット羅老の1段目に作り変え、韓国側に渡した。本物のアンガラ・ロケットは2011年に初の打ち上げが予定されており、ロケット羅老がロシアのロケット開発の試験台になっている格好だ」と主張した。

 これに先立ち教育科学技術部と韓国航空宇宙研究院は、ロシアの現地燃焼試験のため2度にわたって打ち上げが延期されたことを受け、「ロシア側は、ロケット羅老の1段目エンジンを寸分違わぬ形で2つ作り、 1つはロケット羅老の打ち上げ用として韓国に納品し、もう1つはロシアが現地で燃焼試験を行った」と発表している。

 RD191とRD151は、推進力の面で違いがある。例えば、自動車で比較してみると、RD191は時速300キロまで出せるが、RD151は時速250キロまで走行可能なエンジンだ。

■ロケット羅老のエンジン開発資金を自国の次世代ロケット試験に利用した疑いがあるロシア

 このため、ロシアはRD191を開発した後、これより性能が劣るRD151を韓国側に納品したという疑惑が提起されている。これに加え、ロシアはロケット羅老に搭載されるRD151エンジンの代わりに軍事用のRD191エンジンで燃焼試験を実施、ロケット羅老の開発費用でロシアの新型軍事用エンジン開発の検証まで行ったというわけだ。

 これに対し航空宇宙研究院の関係者は、「ロシアがRD191を改造してRD151を作る際、推進力を除き他の部分は全て同一に作った。たとえRD191で最終燃焼試験を行ったとしても、RD151の性能立証は可能だ」と語った。

 一方、韓国国内のある大学の航空宇宙工学科の教授は、「RD151を使って燃焼試験を行っても打ち上げの成功を100%保証するものではないが、RD191で燃焼試験を行ったとすると、その分だけ信頼性が落ちる」と語った。すなわち、一度も打ち上げていないロケットを韓国側に納品したとすると、問題は深刻だということだ。

 専門家らは、「韓国政府がウソの発表をするのは、“韓国政府がロシアの新型エンジンRD191の開発事業に利用されている”という批判を避けるため」と分析している。

 これまでに韓国初の宇宙ロケット羅老の打ち上げは、05年から07年、08年、今年第2四半期、7月30日、8月11日と6度も延期された。

http://www.chosunonline.com/news/20090811000032

http://www.chosunonline.com/news/20090811000033

韓国の人達はロシアの人たちにだまされたの?綾波のエヴァの試験にシンジやアスカのエヴァを使ったってこと?(笑)

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